今日は、「心理手法」についてお話しようと思います。
人の脳の働きにより心理が動きます。
ここは
分かりますよね。
そして
脳は、同時にふたつ以上のことを考えることは
出来ない…という習性があるんです。
さらに
脳は、面倒なことは嫌い。
だから
複雑な情報が入ってくると
シャットアウトしがちになります。
そんな習性を利用する手法に
ダブル・バインドというのがあります。
これは、たとえば
「ねぇ、ねぇ。
デートするなら、映画がいい?
それとも、ディズニーランド?」
と付き合いたいと思っている女性に聞くと…
聴かれた相手は、
自然な感じで警戒していなかったとしたら
自然にどちらかを選びます。
そして
「じゃぁ、
明日祝日だから明日行こうか?
それとも、次の日曜日にする?」
という風に話すと、大きな抵抗感がない限り
どちらかを選び、晴れてデートできるようになります。
(もちろん、嫌われてたり、
警戒されてたらそうは行きません)
これと同じように
セミナー等で何らかのオファーをした場合。
最後に
「人それぞれで、悩む部分は違います。
ですから、皆さんに合わせた説明をさせていただきたい
と思いますので。
移動していただきたいと思います。
申込をしよう、という方は前方のAさんのところ。
Aさん手を挙げて!
ここに集まってください。
お金の問題で迷っている方は、後ろのドアの辺り。
Bさん!手を挙げて!
はい、あの辺り。
もっと詳しく聴かないと判断できない、
という方は、真ん中のあたり。
Cさんのいる辺りです。
Cさん!手を挙げて!
今の3箇所に移動してください。
これも、ダブル・バインドの応用です。
この場合、そのグループに入ると
周りがみんな近い考えの人であることで
その中の雰囲気や流れに従いやすくなる。
ということで、申込みしやすくなります。
もちろん、これが最高にパーフェクトな手法である
ということでなくて…
こちら側に意図があるのであれば
どのようにした方が、よりその相手に伝わりやすく
こちらの意図に従った結果・成果を上げやすくなるだろう?
ということを考え、複合的にできることは何でもする
ということです。
これこそが、戦略に基づく戦術構築、といえるのです。
あなたはビジネス等で、
そのような思考ができているでしょうか?
では
最後まで、お読みいただき、
ありがとうございました。
志賀美春でした。
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