8年前のメルマガで以下のような文章を送っていました。
先日のテレビ番組で、
『人の心に届く』料理をつくる出張料理人のドラマがありました。
かけ出しの出張料理人である酒井法子さん演じる神崎直は、
仕事を請け負う前に、10の質問をします。
その質問の中に、「最後の晩餐で何を食べたいですか?」
というのがありました。
その時に食べたいものは、
単においしいからとか、好きだとか、そういう次元だけじゃなく、
もっと心の奥底に根ざすものだから、できたら聴いておきたいのだ…
ということでした。
それを聞いて、
私は最後の晩餐で何を、どこで、誰と食べたいか…?
考えてみました。
私の場合は、家族5人でカニ旅行に行って、
カニをたらふく食べたいなって、思いました。
それは、今年の三月に行ったカニ旅行が、
幸せなひとときとして、
私の中で、忘れ得ないものになっているからです。
目の前にテーブルに乗り切らないカニ料理を目の前にして、
カニを怖がって泣いて逃げ回る一歳の娘。
その様子が、あまりにも可愛くて…、
おかしくて…、
笑っている4人…。
おいしそうに食べる息子たちの食欲に呆れるけど、
それが嬉しい夫婦…。
もしも明日我が身が現世を離れるのであれば、
本当にあの気持ちでもう一度笑いたい・・・。
心から、そう思うだろうと思います。
それはお金でも、絶対に買えない宝物だと思います。
人間は食べなくては、生きて行けない。
食は、生の一番近く存在し、
人の心の中に色々な思いとともに残り続けるのだな…と、
このドラマを見て思いました。
逆に、毎日の食卓が、
本当に最後の晩餐となる可能性もあるわけですね。
だからこそ、食べられることに感謝し、
料理を作ってくれたことに感謝し、
生きていることに感謝しなくてはいけないのだ、
というような当たり前のことに、
はたと気づかせられました。
暗い気持ちや、悲しい気持ち、愚痴ばかりの不満な気持ち、
感情のない無感動での食卓にしないようにしなくては…。
子供たちにも、その大切さが分かる教育をしなくては…。
それができたら、
今のイジメやら、自殺やらの問題の大部分は
無くなるのではないか?
とさえ思えます。
あなたは、どう思われますか?
というような内容でした。
8年前の感じたこと…。
今の最後の晩餐は、同じように望みますが。
ただ、観ている世界は変化している。
それも、強く感じます。
かなり、当時よりも他者貢献の意識が強まっています。
でも、その時その瞬間に感じたこと。
これは、事実であり、そのことを再度目にした今。
自分の成長が見える…。
初めての映像や感動があった時
それを残しておくことの重要性。
それは、振り返れる、成長を感じられる、反省できる
ことなのだ…
ということです。
そういう意味で
ブログはその価値としてのしくみと言えますね。
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